教育コラム

85.PISA2021 Creative Thinking Framework

学習到達度調査(Programme for International Student Assessment, PISA)は、経済協力開発機構(OECD)による国際的な生徒の学習到達度調査のことです。15歳の生徒を対象に […]

84.成績アップに「音読」を

『国語を得意にするうえで最も重要なこととは何でしょうか? それは、最後まで文章を読みきることです。国語の読解問題では、文章の内容を正しく読み取り、設問に正しく答えることが求められるからです。しかしすべての受験生が読解問題 […]

83.子どもの睡眠

厚生労働省の『e-ヘルスネット』には、子どもの睡眠について詳しく書かれています。 『小児の睡眠不足や睡眠障害が持続すると、肥満や生活習慣病(糖尿病・高血圧)、うつ病などの発症率を高めたり症状を増悪させたりする危険性があり […]

82.流動性知能と結晶性知能

何やら小難しそうなタイトルですが、人の知能はふたつに分けられている、というお話です。『マンガでわかる脳と心の科学』(池田書店)には、以下のようにわかりやすくまとめられています。 『「流動性知能」とは、計算力や暗記力、集中 […]

81.「非認知能力」とストレス

「非認知能力」とは、粘り強く取り組む力や、内発的に物事に取り組もうとする意欲など、子どもの将来や人生を豊かにする一連の能力のことで、「心のOS(オペレーティングシステム)」とも言われています。 (詳しくはコチラにわかりや […]

80.AI時代を生きるための『読解力』とは

国立情報学研究所新井紀子氏の教育再生実行会議資料である以下のデータがインターネットで公開されています。 AI時代を生きるための『読解力』とは 新井氏は、ビジネス書大賞2019大賞受賞となった『AI vs 教科書が読めない […]

79.「ロボット相撲」でつながる世界

皆様におかれましては、コロナ禍で外出がままならず、ストレスを抱えてお過ごしのことと思います。本日、こちら福岡は台風の影響で多くの学校は休校となっています。 マレーシアやベトナムの私たちのパートナー企業の方とお話をしたとこ […]

78.ワーキングメモリの個性に合った「間違い直し」

「1辺が12cmの正方形と面積が等しい長方形をかきます。長方形の縦の長さを8cmにすると、横は何cmにすればよいでしょう。」という算数の問題にお子様(生徒様)が不正解だったとします。 そのお子様(生徒様)に、どのように間 […]

77.「やりっぱなし」と「やらせっぱなし」にならぬよう

下の図は、Webトレーニング『読む蔵』に取り組んだ小学4年生の2021年4月から7月の推移です。満点を取るまでに国語の文章の「本文と問いを行き来した回数」です。 回数が多いほど「行き来した回数」が多いため、効率の良い読み […]

76.読解力の指標と分析に関するレポートVol.5

Webトレーニングシステム『読む蔵』(小学4年生~高校3年生対象)を受講している全国の子どもたちのデータをまとめました。Vol.5となります今回は【小学4年生】の結果です。 『読解力の指標と分析に関するレポートVol.5 […]

75.オンライン学習

お子様の教室・スクールを検討する際、保護者の方々は足を運ぶことができる距離的・時間的範囲で教室・スクールを選んでこられたことと思います。 しかし、コロナ禍において「オンライン学習」という新しい学び方に多くの人が気づくこと […]

74.「わかりやすいこと」と「ワーキングメモリを使うこと」

公教育の現場等において、「ワーキングメモリを使うこと」が少なくなっているようです。ここでは、それが良い、悪い、という話をするものではありません。 公教育の現場等では、先生方は、複数のそして様々な子どもたちの価値観や特性に […]

73.「読解力」「思考力」「表現力」を身につけるために

子どもたちの学習に携わる私たちにとって、学校教育の方向性を知ることも大切です。 新学習指導要領が既にスタートしていますが、学校教育法では、以下が定められています。『第30条 2 前項の場合においては,生涯にわたり学習する […]

71.読解には知識が不可欠

背景知識は、他の人が話していることや書いたことを理解するための助けになります。 知り合いの人からメールで「あなたの娘さんが”イェグ”と付き合っているみたい」と言われても、”イェグ”という言葉が長期記憶になければ話が理解で […]

70.語彙力を育む

こどもの読解力を高めるには、「語彙力」と「ワーキングメモリ」がカギとなります。「語彙力がカギ」とは「語彙の量を増やす」だけではありません。 「語彙力」を以下の4つに分類して捉えることが大切です。(引用:『語彙-言葉を広げ […]

69.人が最も効率よく学習できる三条件-ミネルバ大学から-

サンフランシスコに拠点を置き、「21世紀最初のエリート大学」として設立されたミネルバ大学(Minerva Schools at KGI)は、以下の特徴があります。 ・校舎がない・教師は講義もテストもしない・授業は全てオン […]

55.新聞を読んで話し合いをしよう

私たちインフィニットマインドが小学生から中学生を対象に直営教室で開講している「語彙力読解力養成講座」では、小学校4年生以上は「朝日小学生新聞」を教材として使用しています。受講生は朝日小学生新聞のコラムを音読、意味調べ、表 […]

54.「聞き取り」の(ワーキングメモリ)トレーニング

インフィニットマインドの直営教室およびオンライン授業では、受講生は毎回授業の冒頭に「聞き取り」トレーニングに取り組んでいます。小学生、中学生共に同じ「聞き取り」問題に挑みます。英語ではなく、日本語の聞き取り問題です。 「 […]

52.読解力とワーキングメモリ

私たちが提供している『読解力養成講座』受講生の保護者様から、その学習効果について様々な声をお寄せいただいています。 『自分から本を読むようになった』『問いに的確に答えることができるようになった』『学力テストの点数が大幅に […]

50.「読み聞かせ」に「やり取り」を

『ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』(加藤映子著 かんき出版)に『ダイアロジックリーディング』という手法が紹介されています。 こどもに読み聞かせをする時に、日本では一般的に聞き手であるこどもは受け身です。一方、アメリカ […]

49.聞く力を鍛える-聞き取りとワーキングメモリのトレーニング-

「算数センスを伸ばす本(AERA with Kids)」脳科学者の加藤俊徳先生の引用です。 「注意深く聞いて、聞く力が高い子は学校の成績も伸びます。これも赤ちゃんを例にすると、たとえばお母さんが話しかけてあげることで、赤 […]

48.簡易版HUCRoW(フクロウ)について

株式会社インフィニットマインドが事務局を務めています一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会では、新小学一年生を対象とする2種類のゲームを無料で提供しています。(2021年1月時点) この2種類のゲームは、広島大学の湯澤 […]

46.賢くなる暗算シリーズ-Coming Soon-

私たちインフィニットマインドは、『脳力道場』(澤口俊之先生と共同開発)をはじめ、完全オリジナルの家庭学習用教材『ワーキングメモリトレーニングシリーズ』(冊子教材、プレ編5冊、基本編5冊)を発行してきましたが、この度、ワー […]

45.学研教室「ことばパーク」

株式会社学研エデュケーショナルが運営する「学研教室」といえば、言わずと知れた全国にある学習教室です。その学研教室で「ことばパーク」というオンライン双方向型の講座が開講しています。実は、その講座の一部は当社がカリキュラム等 […]

43.幅広い読書が「思考力・創造性」にプラス効果

株式会社ベネッセコーポレーションの社内シンクタンクであるベネッセ教育総合研究所の発表によると、『一年間に幅広い種類の読書をした子どもほど、興味や知識の広がり、考える力(思考力)の向上、創造性の涵養などさまざまな力の高まり […]

40.脳力道場-CD版-のサポートについて

『脳力道場』は、当社が15年程前に澤口俊之氏とリリースした脳のワーキングメモリに働きかけるオリジナルトレーニングです。リリース当時はご自宅で取り組んでいただけるCD版のみのご提供でしたが、現在は個人にIDやパスワードを付 […]

39.今日から読書週間

本日10月27日から11月9日までの2週間は【読書週間】です。 本日の読売新聞朝刊によりますと、新型コロナの感染が拡大した後の読書時間について、「変わらない」が79%を占める一方、「増えた」が12%だったと報じられていま […]

38.【一般社団法人WM教育推進協会】Working Memory Journal 知識編①の発行

一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会(代表理事:湯澤正通)では、『ワーキングメモリ』の理解を広げ、『ワーキングメモリの特性から「子どもの学びの個性」を見出す』ことをも目的として、『Working Memory Jou […]

36.いまも大切!江戸時代の学び方

江戸時代に寺子屋で活用されていた学習方法をご紹介します。 まず【素読(そどく)】です。これは、意味が分からなくても声に出して読み上げ覚え込む、という学習方法です。 素読の後は【返読(へんどく)】です。教師の横で繰り返し音 […]

35.ワーキングメモリのトレーニング【聞き取り】

国語も英語も言語活動の一環です。言語活動では、聞く、話す、読む、書くの四技能のサイクルを回して身につけることが基本的な学び方です。 最近では、中学校の国語科の定期試験において「聞き取り」が出題されるようになりました。「聞 […]

32.感情を表す言葉

人は、感情を表すことばが豊富であればあるほど「自分が今どのような感情にあるか」を表現することができます。自分を見つめる、自分と向き合う表現を知り、その語彙を持つということはとても大切なことです。 「悲しい」という言葉一つ […]

31.ワーキングメモリは「更新」

ワーキングメモリの解説として「記憶」と関連付けて書かれている記事を頻繁に目にしますが、ワーキングメモリの働きは記憶だけに留まりません。ワーキングメモリは記憶と処理に関わる働きです。 また、ワーキングメモリは思考と行動の制 […]

30.声に出して速く読む

文章を速く読めるということはとても魅力的なことです。超長文化される傾向にある入試においては、特に目を速く動かして制限時間内に文章を読み取ることが求められます。 一方で、小学校の特に低学年期においては「声に出して、速く正確 […]