243.「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実
学校での子どもたちの学びは文部科学省の学習指導要領に沿って行われています。
文部科学省は『新学習指導要領に基づいた児童生徒の資質・能力の育成に向けて、ICTを最大限活用し、これまで以上に「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善につなげる(中略)内容を新学習指導要領の総則の構成に沿ってまとめています。』と記しています。(文部科学省ウェブサイト)
民間教育機関では「個別最適な学び」についてのサービス提供が活発化しています。AIを活用した個別最適化学習は既に民間教育機関でのスタンダードになっています。仮にAIを活用していなくとも、デジタル教材や紙教材を活用して、学習履歴やデータからの分析をもとに一人ひとりに適した問題が出題されています。
しかしながら、文部科学省の定めでは【「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実させ、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた改善】とあり、一体的に充実させるべき「協働的な学び」が、さらには主体的・対話的で深い学びの実現についても民間の教育機関では不足しているようです。
子どもたちが主体的に深い学びへと向かう学習環境の改善こそが求められています。
<引用・参照>
「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実(文部科学省ウェブサイト)
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