29.四技能の「読む」

国語学習においては、国語という教科名にとらわれず、言語活動として「聞く」「話す」「読む」「書く」の四技能の視点から考えることが大切であるという趣旨のお話を先日のセミナーでしました。

当社が提供するWeb学習システム『読む蔵』では、受講生が取り組むトレーニング毎に以下のデータが抽出されます。
①読む速度
②語彙問題の正答率
③語彙問題で満点を取るまでの繰り返し回数
④読解問題の正答率
⑤読解問題で満点を取るまでの繰り返し回数

特に⑤は読解問題に取り組む「効率性」が分かりますので、トレーニングの振り返りとして、また次回以降のトレーニングの目標設定に効果的です。

分析の仕方は下の4つの事象に整理されます。


毎回のトレーニング結果をプロットして、次回以降の目標設定をすることで、受講生の「読み方」「取り組み方」に変化が現れます。読み方のクセを数字で捉えることで、明確な目標を伴うトレーニングに変わるからです。

#教育コラム29