24.ワーキングメモリは「瓶のふた」
ワーキングメモリは『瓶のふた』に例えられます。この『瓶のふた』の大きさは人それぞれです。ふたが大きな人もいれば小さな人もいます。
ふたが小さい子ども(ワーキングメモリが小さい子ども)には一度に情報を詰め込まない、という配慮が(大人/講師に)求められます。情報を整理して、かみ砕いて伝えることで、情報がオーバーフローしません。
また、『瓶のふた』から入る情報は『長期記憶への入り口』です。大人や講師は、子どもの長期記憶に上手に情報を入れるよう工夫をすることが望まれます。情報がオーバーフローした子どもは無気力に見えます。このことを「やる気がない」と一括りに叱ることは何の意味もありません。
このように子どもたちの学びにおいてワーキングメモリはとても重要な役割を担っており、関わる大人が上手に導くことが子どもの可能性を引き出すことにもつながるのです。
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