113.「個別最適な学び」は「学びの個性」への理解から
小学校では、2019年度より新しい学習指導要領に基づいた指導が行われています。この「新・学習指導要領」には、ICTも最大限に活用して「多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく」資質・能力を育成する「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図ることが掲げられています。
この「個別最適な学び」については、『児童生徒の発達の段階を踏まえつつ、児童生徒一人一人の多様な能力・適正、興味・関心、性格、学習経験等を的確に捉え、児童生徒一人一人の発達を支援していくことが重要です。』と書かれています。(文部科学省初等中等教育局教育課程課の資料)
本来、児童生徒一人一人のことを理解するには時間を要しますが、私たちは、広島大学の湯澤正通先生が開発した「学びの個性」を測るアセスメント「HUCRoW(フクロウ)」や株式会社Progressが開発しているテストを通して、主に脳科学の研究に基づくアプローチで子どもたちの「学びの個性」を測る取り組みをしています。
HUCRoW(フクロウ)とは
また、厚生労働省が公開している保護者様向けのアンケート「SDQ」も活用して、子どもたちへの理解の一助としています。
SDQとは
私たちは、幼稚園児や小学生など基礎・基盤の形成期にある子どもたちには脳科学の研究に基づく「学びの個性」への理解が欠かせないと考えます。
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