162.読書の価値を「読書通帳」で
※「読書通帳」は株式会社内田洋行の登録商標です※
図書館などに設置されている「読書通帳」は、文字通りこどもが持つ通帳です。この通帳には、貸出履歴に本のタイトルや日付、借りた本の金額までが印字されています。
「読書通帳」は、こどもの財産となる読書体験を記録する取り組みです。借りた本の金額が印字されることで財産としての価値が「見える化」されますので、保護者にもその価値が伝わります。こども自身が読書を前向きに捉えるという利点に加えて、保護者や先生方の「読書推進」のきっかけづくりとしても適しています。
こどもは大人が持つものへの憧れを抱くものです。このような心理を見事に表現した「読書通帳」のシステムを通して、今後も多くの場に広がることを願っています。読書は、自分の好きな知の世界を広げ、自由に羽ばたくことのできる世界をもたらします。
わたしたち大人は比較的多くの書物に触れており、それらが記録されるというのはワクワク感のある、そして自らの成長実感が得られる取り組みであると思います。この通帳には「入金」しかないというのも良いですね。
内田洋行「読書通帳」について
#教育コラム162