154.説明せよ
こちらは東大の入試問題の一部です。「問い」に注目すると「説明せよ」のオンパレードです。
日本国内で最難関の一つとされる東大は、この問題に正しく答えることができる人材を求めていると言えます。正解か不正解かは別として、このような問題を思考して解くこと自体は「正しく情報を読み取り、他人に伝える」良いトレーニングニングになるでしょう。
さて、少し学年を下げまして、小学生や中学生は「他人に伝えること」を意識した学習を日常的に取り入れ、言語習得の四技能(聞く、話す、読む、書く)をしっかりと循環させることに意識を向けましょう。
このサイクルの中核に「ワーキングメモリ」「語彙力」があると私たちは考えています。焦らず、じっくりとこの土台を築くことが今後の学習の伸びに良い影響をもたらすでしょう。四技能はつながっています。関連性を持たせず一部のみを徹底して練習したとしてもそこで築かれる土台は脆いものです。私たち大人の継続的な学習支援こそが、こどもたちの学力の土台を築く一助となります。
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