31.ワーキングメモリは「更新」
ワーキングメモリの解説として「記憶」と関連付けて書かれている記事を頻繁に目にしますが、ワーキングメモリの働きは記憶だけに留まりません。ワーキングメモリは記憶と処理に関わる働きです。
また、ワーキングメモリは思考と行動の制御に関わる実行機能のひとつです。
実行機能には「抑制」「更新」「シフト」の3つの要素があります。
このうち「更新」がワーキングメモリの働きでもあります。
「更新」は、古くなった情報を、より関連する新しい情報に置き換えることです。
このように、ワーキングメモリの働きは「記憶」に留まらず処理も行い、また、思考、行動の制御などに関わっており、学習において非常に重要な役割を果たしています。
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