15.リスニングスパンテスト

次の文を読み、それが”正しい”か”まちがっている”か、答えてください。

1.バナナは水中に生えている: 正しい/まちがっている
2.花はよい匂いがする: 正しい/まちがっている
3.犬は4本足である: 正しい/まちがっている

次に、次の文を見ないで、耳で聞き取った情報から各文の最初の単語を順番通り、正確に思い出すことはできますか?

1.バナナは水中に生えている
2.花はよい匂いがする
3.犬は4本足である

全て正解ですと、あなたのワーキングメモリは、10歳児の平均を超えています。

これは、オートメーティッド・ワーキングメモリ・アセスメント(Automated Working memory Assessment: AWMA)のリスニングスパンテストの一例です。このテストは、言語性ワーキングメモリを評価するためのものです。言語性ワーキングメモリとは、聴覚的な記憶のことです。(『ワーキングメモリと発達障害』T.P.アロウェイ著)

言語性ワーキングメモリによる記憶が得意なこどもには、音からのアプローチが効果的ですので、こどもの強い学び方を生かして日々の学習においても意識されると良いでしょう。

#教育コラム15