『ペアペアメモリー』で身につく力②
ルールについて教えてください。
このトレーニングでは初めに表向きになったカードの中からペアを選択(クリック、タップ)して、カードを裏返しにしていきます。例えば2と2,5と5のカードなどです。
ペアとして選択したカードの内容や位置を記憶しておく必要がありますね。
その通りです。そして全てのカードが裏返しになった状態で、記憶したペアのカードを選択(クリック)して表向きにしていくだけです。
例えば、2と2、5と5のカードのペアが揃うと正解となります。
まさにトランプゲームの「神経衰弱」と一緒ですね!
最初にカードが表の状態でスタートするので、簡単そうに思えるかもしれませんが、『脳力道場』では、ワーキングメモリをより効果的に鍛えるために、独特なルールが2つあります。
2つとはどのようなルールですか?
まず1つはちょっと意地悪なルールで、裏返しの状態でランダムに2枚のカードの位置が入れ替わります。覚えたカードの位置情報の記憶を修正する必要があるので、ワーキングメモリの情報操作の能力を鍛えることができます。
2組のペアを見つけて、徐々にペアの数が増えていくのですね・・・
その通りです。最初の問題は9枚のうち4枚(2組)がペアになっていますが、正解し続けるとペアのカードが増えていき、最終的には9枚中8枚(4組)のペアになります。
意地悪ですね・・・笑
もう1つのルールは、裏返しのカードの中からペアを探し出していくときに、初めにペアを選択した順番と逆の順番で全問正解すると、ボーナスポイントがもらえるというものです。例えば最初に2と2、5と5の順番で選択したら、裏返しのカードの中から5と5,2と2の順で見つけ出すと、ボーナスポイントです。
自分の行動(選択)を記憶しながら、そして逆順にするという「情報の加工」が必要ですね。
その通りです。ワーキングメモリの「情報操作・モニタリング」の能力を鍛えることができます。
コツのようなものはありますか?
実は、最初にペアを選択(クリック・タップ)していく際、逆順で覚えやすい順に選択していくのがコツなんです。
なるほど!
瞬時にその計画を立てるために、ワーキングメモリの「プランニング」の能力が必要になるのですよ。
よくわかりました!真栄喜さん、今回もありがとうございました!