厚生労働省の『e-ヘルスネット』には、子どもの睡眠について詳しく書かれています。
『小児の睡眠不足や睡眠障害が持続すると、肥満や生活習慣病(糖尿病・高血圧)、うつ病などの発症率を高めたり症状を増悪させたりする危険性があります。適切に対処していくには「早起き・早寝」という基本的な生活習慣から見直すことが必要です。
(中略)
「早寝・早起き」ではなく「早起き・早寝」から始めましょう。まず1週間、頑張って早起きをさせましょう。そして歯磨きでもしながらベランダに出て日光を浴びる。それが無理なら窓辺で顔を戸外に向けるのでも結構です(室内方向を見てしまうと体内時計の時刻合わせには不十分です)。
1~2週間ほども続けると子どもたちの体内時計は徐々に朝型に変わり、早起きの辛さは減ってきます。』
『眠気のためにもうろうとして授業に集中できず、学習障害や注意欠陥多動性障害などの発達障害と間違われてしまったケースもあります。』とも書かれています。私たち現場で子どもたちと接している者としましても、心当たりがないとは言えません。
コロナ禍で外出が規制された日々が続きましたので、余計に不規則な生活習慣が身についているかもしれません。
子どもたちは、人生100年時代を生きる長い長い人生の始まりですので、
まずは「早起き」からはじめて、生活習慣を整えて健やかな成長をしてほしいと願います。